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いまどきのアート待合室/一緒にワイワイガヤガヤしませんか


佐藤康宏:自然を巧みに再現したり日常を超えた何かを表現する試み、見る者の心を興奮させたり快くなごませる刺激――そうした要素をしっかりした技術で実現した造形を美術と呼ぶなら、縄文土器こそが日本列島に出現した最初の美術だといえる。…中略…(松本竣介の)国会議事堂は右奥に、ほかの建物と較べて立体感のない、平板な書割りのシルエットのように表現される。津田清楓「犠牲者」(図15・4)と同じく国会を告発する意図があったとまでは断定できないが、この暗い影のような議事堂に導かれる国の未来を画家が明るいものと信じていなかったのは確かだろう。(改訂版『日本美術史』本文より、2014年3月20日刊、放送大学教育振興会)

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金澤泰子(ダウン症の女流書家・金澤翔子の母):「希望がないから育てられない」と思って、私は二十余年前、絶望の淵に生きていた。しかし、今は、あれはおかしな思い込みだったと思う。将来への希望というものは、誰に対しても幻想であり、未来のことは不明である。それなのに、知的障害者だからもう希望はない、と思いこんでいた。健常者でも障害者でも平等に一寸先は闇であり、また光明でもあり得るのに…。翔子に悪いことをしてしまった。ダウン症であることが悲しく、胸に抱きかかえては、涙を流していた。……このような時を経て、今、翔子は幸いに書の道を見つけ、明るく生きて居ります。多くの方に、この元気溌剌の知的障害者・翔子の姿に少しでも夢や希望を見出して頂けたらと思い、活動を続けて居ります。(The Artcomplex Center Tokyo 席上揮毫の後で、H25/11/19)

 

青野正(金属彫刻家):こうやってダンボールを金槌で叩くと「ポンポコ」結構いい音がするでしょ。あなたもやってみます? ダンボールは、段ボール製作会社の人が千枚くらい寄贈してくれたので、ときどきこうやってね、パフォーマンスやってるんですよ。バンドと合わせるといいですよ。終わったら、ほらこのまま作品になっちゃうし。
高田洋一さんと二人の公開制作「ダイアローグ」ということで、最初はインストラクターらしいチマチマしたものをつくっていたの。でもね、そんなんじゃあとても千枚は使い切れない。青梅・宮ノ平の自宅から川口ヘ通ってくるだけで大変だもの。そこでこの穴開きダンボールを、「アトリア」の壁いっぱいに張り巡らすことにした。昔を思い出すねえ。彫刻なんて何も考えないで、ただ手を動かしていたころを。(川口市立アートギャラリーにて、H25/7/21−9/1)

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六本木ヒルズアリーナに出現した
灯台モニュメント

日比野克彦:最近、気になっているのは、若い子たちがお花見をするようになったことです。僕が学生だった頃、お花見はおじさんのものだった。でも今は、若者が積極的に、自然や伝統をきちんと肌で感じるようなことをやっているように思います。
アートナイトは一晩だけだからこそ一晩という時間が刻々と過ぎていくのをきちんと意識しようというのを今回のテーマにしています。年末、長良川で見ていただいた〈こよみのよぶね〉のように、僕は川や船を、時間の経過や流れていくものを表す象徴として捕らえています。アートナイトはそのアイコンを六本木のまちのなかに持ってきて回遊させる試みです…。(『六本木アートナイト2013 ガイドブック』より、3.23⇒24)

 

中島千波、中野嘉之、畠中光享:風はやさしい時、恐ろしい時、さまざまな姿をもっています。私たちは美術の世界に新しい風を吹かせたい。そのような気持ちで、Artist Group−風−を結成しました。
他人と自分を比較し、優れていると思わない、また劣っているとも思わない、貪欲から遠ざかり、傲慢にならず、偽ることなく、物惜しみせず、懸命に作品を創り続ける覚悟です。その上に立脚し、私たちは次世代へと繋ぐべく、既成の公募展にはない、少人数で本もののアーチストの輩出を目指した公募グループ展を計画しました。
(新装なった東京都美術館ギャラリーBにて、H24/10/20)

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中島千波「existence 12-9-sei」
四曲一双屏風・左半双

 

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開発好明:こんにちは 開発です。東北への慰問や政治家の家などの活動を行ってきましたが、今後長期的な活動になりそうなプロジェクト「言葉図書館(cotobakaihatsu)」が昨年末からの活動を経て、やっと視覚的にご覧いただけるようになりました。(写真)東北被災3県を中心に海沿いの訛の変化をどなたでも閲覧できるマップになります。
今後も帰宅が困難な地域の方々のご協力によって、海沿いの生活や風習、経験なども同時にご覧いただけると思います。最終的には被害を受けた500キロの海岸線沿いと原発被害地域が地図上ではライン状にみることができます。
下記のビデオ・マップの住所やポイントをクリックすると、インタビュービデオを再生してみることができます。(H24/7/1) ビデオはこちらから⇒

 

重森千青(重森庭園設計研究室代表):私の祖父・重森三玲が本格的に庭ととり組んだのは四十代に入ってからでした。意外と遅く出発しています。1936年ごろから、まず古い庭園の調査をやろうということになり、国とか文化財の研究機関とかいろいろな方面に働きかけたのですが、みんなほとんどとり合ってくれませんでした。
仕方がないので自分自身でやろうということになり、それから三年かけて400以上の庭園を実測していきます。まさに驚異的スピードです。庭を独学で修得し、日本庭園史を一気に体系化していったわけです。実際の作庭としては、1939年の東福寺方丈庭園を皮切りに、生涯で200あまりの庭をデザインしています。そのなかに北斗七星の庭、市松模様の庭など、わが国の美意識を象徴するようなものがたくさん含まれていたのですね。(ワタリウム「北斗七星の庭_展」H23/12/3)

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Singalit LANDAU
「棘のある塩のランプ42〜50」
2010年、塩・有刺鉄線

〇「横浜トリエンナーレ2011」だけど、どう思う。
▲会場をシャトルバスでつないでくれたので、とてもまわりやすかった。
〇メイン会場が横浜美術館と日本郵船海岸通倉庫になったせいか、従来のフェスティバル色が弱まったという声が多いね。小じんまりした、ただの展覧会みたいだと。
▲確かにバカでかいシンボル的作品は見当たらないね。でも、空騒ぎしてみせる時期じゃないし、そんな奇想天外な作品が出てくる美術状況でもないと思うよ。ここは一時の祝祭的派手さよりも、それぞれの作家の日常に根ざした、落ち着いた内容を見つめたいね。
〇例えば…
▲個人的には倉庫会場の3階にあったシガリット・ランダウなんかよかった。有刺鉄線に死海の塩を結晶させたオブジェ(写真)は、やっぱり中東の歴史と政治を感じさせるんだよ。たくさんの西瓜をDNAの鎖みたいにつないでいって、裸の女性と一緒に海に浮かべたビデオ作品「死視」(DVD11分39秒)もただ美しいだけではなく、いつまでも記憶に残るイメージだと思うね。(−11月6日)

 

笠井麻衣子:大学3年生のころからかな。油絵って伝統的に塗り重ねてつくられてきたところがあるけれども、一回塗りで筆触を生かすやり方なんかもありなんじゃないかなと思っていました。それで道を歩いているときなんかにフッと浮かんできた、何もない空間に人間(少女)が放りこまれたイメージを、そのやり方で絵にしてみたのです。地塗りはしかりとやっていますからね。白いままの部分も、別段塗り残しみたいな感覚はないです。(H23/4/2, YUKA contemporaryにて)

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笠井麻衣子 「迎えに行く2」 2011年、カンヴァス・油彩、91.0×727.7cm、個人蔵

 

南波清:70年代半ば過ぎ百貨店の展覧会で見た岡義実氏の作品に感銘を受けました。しっとりとした落ち着きのある風景の中に瑞々しさが湛えられていて、いつまで観ても飽きのこない溌剌とした魅力がありました。作風と色彩は徐々に変化してきましたが、鑑賞者を魅了する作力は全く衰えず今日まで続いています。
'69年に渡欧された画伯は、デッサンを学びながらルーブルなどで多くの巨匠作品にふれ影響を受けながら独自の画風を確立してきました。印象派作品は長年の画伯の言葉から推測するに、どうやら彼の地に長期間滞在しないと描けないもののようです。すなわち"光"に秘密があるようです。日本とフランスの"光"は実は異なるものだったのです。(コレクター)

岡義実 「アムステルダム 晩秋」1980年、20号
岡義実 「アムステルダム 晩秋」1980年、20号

 

お正月早々から熱いメッセージ拝受しました横尾忠則:お正月早々から熱いメッセージ拝受しました。いろんなものに橋を架けて下さい。箸にも棒にもならないものにも橋を架けて下さい。期待しています。( 年賀メッセージのみたい方はご連絡を。by JAO )

 

 

 

 

荒川修作:どれぐらい間違っているか知ってる? 徹底的に間違ってんだよ、人間の生き方は。僕が使うボキャブラリーは、一つも君たちには理解できないだろうね。人間がいまだに戦争をしたり、人を殺したりするのはどうしてだか知ってる? この地上にはなんの楽しみも、なんの希望もないからだ。全部希望をぶった切られたんだよ、全部。もう一つも残ってない。ここ(三鷹天命反転住宅)に住んだら人間は死なない。死ねないって言ってるんだ。この地上で死んだやつは一人もいない。人間が永遠に生きるってことを発見したんだ、俺は。
僕は新しい科学者なんだ、最初から。生まれて5歳ぐらいから。芸術家になろうとしたらまず科学者になることだね。一体あたえられたものってなんだ。私ってなんだ。細胞のなかの水と外の水はどれくらい違うんだ。俺は5、6歳から学んだね、それを。そうでなかったら、いま俺が言ったようなことが言えるかよ。人間は死なないんだ、死ねないんだと言ってんだよ。 予告編はこちらから⇒

『死なない子供、荒川修作』山岡信貴監督

『死なない子供、荒川修作』山岡信貴監督
渋谷シアター・イメージフォーラム 12/18−
製作:ABRF,Inc./制作:リタピクチャル/配給:アルゴ・ピクチャーズ/宣伝:エッグヘッズ

 

苫名直子:三岸好太郎が33年という短い生涯の晩年に描いた〈飛ぶ蝶〉(1934年)は、華麗な色彩や標本箱の蝶が飛び立つという詩的なアイデアで、多くのファンを惹きつけています。昨年来恒例となった、三岸好太郎美術館オリジナル・スイーツ・デー。今度の10月20日は、大正10年創業の老舗・札幌千秋庵のご協力のもと、〈飛ぶ蝶〉に想を得た“和”の世界です。
オリジナル・スイーツ・デー「飛ぶ蝶」桃山白・黒の蝶をあしらい、ほんのりとした焼き色でホロホロとやわらかな「桃山」(写真)。鮮やかな色合いも愛らしい「寒氷」。口のなかで滑らかに溶けるナチュラル風味の「和三盆」。和菓子ならではの美しさと、伝統に裏づけられた職人技の醸し出す絶妙な味わいが、思う存分楽しめますよ。(北海道立三岸好太郎美術館学芸員) 詳しくはこちらから⇒

 

梅沢和木 作品梅沢和木:これからどうやっていくかっていうのは非常に難しいところだけど、とりあえず既存のシステムはあまりよくないというのはあるじゃないですか。それはギャラリーにしろ美大にしろアートフェアにしろある。
その既存のよくないシステムをいかに自分の表現を使って崩していけるか。つまり重要なのは新しいシステムだろうね。新しいシステムの話は東浩紀さんと被ってくるけどやっぱりギャラリーとかには普通は普段行かないじゃないですか。でもアートというものには常識的に考えて「誰でも接せられる何か素晴らしいもの」みたいなお題目がある。
でも、実際のアートをやっているギャラリーとかは美術好きな人しか行かないみたいな状況が現に存在することこそが難しい。そこではよく分からないものが展示されている。(アーティスト)
つづきはこちらから⇒

 

「土と水の形」展にて谷口晋也:私の仕事は焼き物をつくることですから、焼き物固有の美しさを備えた、何か美しい音を発するものがつくりたかったですね。水琴窟とは、水滴が水面に落ちるときの音を瓶のなかで反響させて楽しむ一種の音響装置です。江戸時代から日本庭園などに設置されてきたようです。今回「水琴窟」(写真)をつくったのは、これを室内に持ち込んで自分で楽しみたいと思ったからです。水琴窟独得の面白さや、音の美しさに興味を引かれましたね。(「土と水の形」展にて)

 

藤田一人: 中国の躍進で、“墨”というものがさらに注目されると思う。とくにストレートに対象、テーマに迫るということで、日本の画家も明快な表現がもとめられるだろう。東洋画における墨の可能性とは、絵画表現の根本を問うことに等しい。それは、如何に描くか? ではなく、いま何を描くべきか? を問うことになるからだ。
藤田一人 美術ジャーナリスト墨は、東洋画において最も基本的でシンプルな画材。その単純明快なモノトーンが、まずは描くべき動機を刻む。さらに微妙な濃淡や筆致を駆使することで、イメージや感動を多様に膨らませていく。墨の真価は、何より描き手の意志に委ねられているのだ。そんな墨の表現の探求は、自身の内なる思いを、如何に率直かつ的確に自身の外に引き出すことが出来るか。つまり、芸術表現の原点回帰に他ならない。(美術ジャーナリスト)

 

勅使河原:アートフェア東京のMA2ギャラリーでお会いしましたね。
石鍋博子:ちょうど松原健さんの作品「Strange Cloud」(写真)をGETしたところでした。
勅使河原:浦島太郎の煙みたいにミステリアスで、面白い作品ですね。「先ず隗より始めよ」ですか。
石鍋博子:あれは近くでじっと見ないと気づかない作品ですので、一人でも多くの方にその存在を知ってほしいと思い、勅使河原さんにも声をかけさせていただきました。
勅使河原:ところでそのお召し物は? いまの季節に合わせられたのですか。
石鍋博子:そうなんです、桜を意識しました。実は毎年アートフェア東京に何を着ようか楽しみにしています。大勢の方の目に触れますし、何より会場が華やかになればと密かに目論んでいるのです。今年は桜の季節にちなんで、思い切ってピンクの江戸小紋を新調しました。ピンクといっても草木染めですので、そんなに派手ではないと思いますが。(ワンピース倶楽部代表)

「Strange Cloud」(写真)

 

宮台真司 社会学者、伊佐治雄悟展にて宮台真司:モダンアートもコンテンポラリーアートも、つまるところ資本主義の寄生虫じゃないですか。アーティストたちは一生懸命描いたり彫ったりしているけど、新しい作品なんて実はどこにもないんですよ。ユダヤの哲学が示している通り、どれもこれも過去につくられたものの繰り返し。そうしたなかで、どうしてアーティストは作品づくりをやっているのか。
それでも制作するというのは、幸福のため、かけがえのないものを得るため、すなわち取替え不能なあるものを目指しているということでしょう。だけどそれはルーチンワークのパターンの繰り返しのなかに起こる、偶発的な差異みたいなものでしかない。世界とは何かという根本的な問いかけでさえ、すべて何通りかのパターンに分けられてしまうのが現実なんですよ。(社会学者、伊佐治雄悟展にて)

 

伊藤達也:日本は主要市場で株価が最も低迷しているにもかかわらず、円がなぜ買われたのか。それは米国金利の低下で日本の短期金利が高くなってしまったからだ。しかも、デフレを放置した結果、実質金利が上昇している。経済の実力以上の円高は、ようやく持ち直しかけた企業の輸出の腰を折りかねず、デフレに拍車をかけかねない。
足元の需要不足は35兆円。名目の雇用者報酬は1年前に比べ10兆円も減少。日本のGDPは1992年の水準でとどまったままだ。これを2-3兆円の子供手当てと、ガソリン税の暫定税率廃止で埋め合わせていくことができるのだろうか。
先進主要国のなかでリーマンショック後、経済がもっとも深刻な影響を受けているのは日本だ。このまま司令塔不在で丼勘定の予算編成、行き当たりばったりの経済財政運営、息の合わない日銀の金融政策を続けていれば、市場から鳩山売りの圧力はさらに高まることになるだろう。二番底の回避と財政の再建の両立。この狭い道を歩んでいく知恵と覚悟が求められている。かけ声ばかりの「政治主導」、「官邸主導」では、この難局は到底乗り切れまい。(3月16日、三鷹にて)

 

小川希:吉祥寺を拠点にアートをフィーチャーしているArt Center Ongoingのディレクター小川といいます。今春、東京都歴史文化財団が主催する東京文化発信プロジェクト「東京アートポイント計画」と協働して、JR中央線高円寺−吉祥寺間をメインとした地域密着型芸術文化活性アートプログラム「TERATOTERA」を立ち上げることになりました。
現在個別に活動しているスポットをどんどんつないでいって、この地域全体として現在進行形のセンセーショナルなアートを、広く発信していきたいと思っております。
TERATOTERAそこで、まずは私たち自身を知ってもらおうと、説明会をかねて懇親会を開くことにしました。
会場にした井の頭・伊勢屋さんの2階(写真、ボケているのは焼き鳥の煙のせいです)には、予想以上の人々があつまり、早くも熱い議論が飛び交いました。(H22年2月21日)

 

TERATOTERA▼ 「TERATOTERA」の発足式が、吉祥寺のCAFE ZENONでにぎやかに行われました。
長らく高円寺⇔吉祥寺を根城に、文化発信の仕事をしてきたベテラン・オルガナイザーの皆さん+森司・東京文化発信プロジェクト室担当課長があつまり、思い思いに中央線文化盛り上げの秘策をご披露。「こりゃあ、明日からはジョージもえらいことになるな」という空気を漲らせていました。(H22年3月21日)

 

枝廣淳子勅使河原:去年、菅直人さんをヘッドにした成長戦略策定チームのヒアリングに、参加されたそうですね。どんなことをお話しされたのですか。
枝廣淳子:そのときの資料は、官邸のウェブサイトにアップされています。私は環境分野に携わる国民のひとりとして、とくに長期ビジョン、継続性のある仕組みづくりのために呼ばれたと思います。
ヒアリングには「今起こっている国際金融市場の混乱は、世界経済全体として地球環境資源、エネルギー資源の天井を意識し始めたマーケットが、それまでの経済の動きに対して急ブレーキをかけている」という福井元日銀総裁の認識を前提に参加しました。
IEA(国際エネルギー機関)が世界の主な油田800を調べたところ、産油量がピークを過ぎているものが多く、世界全体としても10年以内にはピークに達するだろうと警告しています。これまでの予測は大きく間違っていたのですね。
勅使河原:となると…。
枝廣淳子:温室効果ガスの25%削減目標は、温暖化対策だけではないということです。日本を石油などが枯渇していく時代に合った社会にしていくための、良いきっかけにしなければいけません。(環境ジャーナリスト、翻訳家)

 

勅使河原:この春東京藝大教授を卒業され、新しい活動に入っていかれるのですね。
絹谷幸二:仏教に転衣(てんね)という言葉があります。古い衣をパッと脱ぎ捨てて、一気に刷新をはかるという意味ですが、私も今後のことは後進にまかせ、どんどん次のステージへ進んでいきたいですね。
勅使河原:なるほど。で、いまのお気持ちは?
絹谷幸二:国の政策では、文化にじゅうぶん予算がまわしてもらえないように思います。
アメリカの大統領は不況のとき、絵描きたちに金をあたえ退任記念展て絵を描かせました。それが新しいアメリカ美術の基礎になったのです。そういうことをこの国でも是非やってもらいたい。単なるモノづくりではダメ。魂が入ったモノづくりでなければいけません。
そういう作品が生まれてくると自然世の中の気分も変わって、みんながバーッと上がっていく。この学校ではそういうことも教えてきたのですよ。(退任記念展:H22年1月5日-19日)

 

 

柴村純一:(展示を済ませ)無事ロシアから帰ってまいりました。今年のロシアはやはり暖冬とかで日中マイナス5度程度、それでも滞在最終日には最低気温マイナス20度近くに下がったようです。中心を流れるモスクワ川の中洲にちょうどパリのシテ島のようなところがあって、そこに今は閉鎖された大きなチョコレート工場があります。現在そこをギャラリーコンプレックスに改装中とかでいろいろ工事をやってました。
ギャラリーポベタ友人の展覧会を企画したギャラリーポベタは、そこにオープンした最初の写真専門ギャラリーです。ちなみにポベタはロシア語で「勝利」という意味だそうです。おもしろいネーミングですね。意外と時間がとれず、ギャラリーをまわることもできませんでしたが、オープニングにはウェブ・ニュースのカメラ取材が入るなど盛況で関心が高く、やはりモスクワのアートシーンはこれから面白くなりそうな感じでした。(画家)

 

Lucho Herrera 「塔」星野敬子:スペインのNavarra県に住んでいる星野と申します。ピレネー山脈でフランス国境を分ける北の県です。首都Pamplonaは牛追い/San Ferminの祭で有名だと思います。
日本にキリスト教伝道のために訪れたフランシスコ ザビエルの生まれ故郷です。それよりバスク地方なので、ETAのニュースをお聞きになっているかもしれませんね。
このたびPamplonaに小さなgallery Orizuruをオープンしました。若いアーテイストたちが、気軽にあつまれるような場所にしたいと思っています。そして驚くことは、なんとたくさんの移民のアーティストがいるのだなあ、ということです。先日もカメルーンやエクアドルから詩人や版画家などが話しにきました。作品は、いま展覧会をやっているLucho Herreraさんの「塔」です。(H21年12月11日)

▼ Luchoはペルーのリマからの移民で40歳です。養老院で働いて、大部分の収入をリマの家族に送っています。ほとんど絵を描く時間もないような生活ですが、それでも少しずつ描き続けた絵には、彼の芸術への夢と愛情が満ち溢れるようです。
カメルーンの詩人は、私のギャラリーに尋ねてきて自分の詩集を置かせてくれと頼まれたのです。彼は20歳の時に、たった8000円をポケットに未来を夢みて国を出たのです。自分のはいている靴なども全部売り払って、2年かかってアフリカのスペイン領MELILLAにたどりつき、そこから難民ボートにのってスペインについたのですが、逮捕され収容所から強制送還されたりした後、人権擁護グループの助けで、いまはここPamplonaに住んでいます。(H21年12月13日)

 

JT-ART-OFFICE勅使河原:この国で美術批評が消滅したのはどうしてでしょう。長いあいだ評論に携わってこられて、ご意見を聞かせてください。

新脇摂貞:経済不況のせいでアート本が売れなくなったせいではないと思う。もっと根っこのところで、美術批評が要らなくなったんじゃないかな。いま蔓延しているのは、美術そのものに対する恐るべき無関心だよ。

勅使河原:アーティストたちだって、自分の作品がどこから来たかは、結構興味のある問題だと思うのですけどね。

新脇:彦坂さんや岡崎さんなど懸命にとり組んでいる作家もいるね。でもそれは目的がはっきりした、ほんのひと握りの人たちだろう。

勅使河原:美術が観者に媚びて、優しく(易しく)なり過ぎたのでしょうか。

新脇:視覚の多様化ないし変質としかいいようがないね。恐いのはこの状況をみて世の中の大勢が、さらに美術の切り捨てにかかってくることだ。「多様化ないし変質」の一寸先なんて、誰にも分からないじゃない。情勢はあっという間に変化するよ。いまその変化の芽を摘んではいけないと思うんだがなあ。(吉祥寺・伊勢屋)

 

末永照和:現代のアートへも大きな影響を与えた作家の一人として、いま一度ポール・セザンヌを見直そうと取り組んでいます。資料の少ない時期から集めはじめて、ずいぶんたくさん読んできましたが、最近フランスでも地元の研究者たちの活動が活発ですね。いくつか興味深い報告がなされています。それらを含めて原稿を書いていますが、なかなか出版社がみつからない。やっぱりセザンヌはモネなどに比べて、ずっと「難解な人」と思われているようですね。 (美術史家)

 

「ジュリアン・オピー展」勅使河原:いまでもアート・ウォッチャーを続けておられるのですか。

佐藤毅:グラフィック・デザイナーの仕事のかたわら、これだと思った展覧会は、自転車を活用してあちこち大小を問わず出来るだけ観るようにしています。運動にもなりますし、アート作品から刺激を貰ってボケ防止にもなり(笑)、一石二鳥かな。

勅使河原:それじゃあ当HPへも情報をお寄せください。

佐藤毅:分かりました。ときどき展覧会のデータを送るようにします。早速ですけど、こんなところはいかがですか。東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開かれている「ジュリアン・オピー展」での一コマです(写真)。作品はなかなかシャープだし、子供も可愛かったですよ。(H21/10/16)

 

田中啓光:世田谷美術館・美術大学14期生です。美大修了生で作成しておりますホームページの記事は、13期生八束さんと私が書いております。一部のページは基本的に週報です。版画教室もボランティアで開催しており、月4回の活動です(府中生涯学習センター)。作品はシルク・スクリーン(スクリーンプリント)ですが、教室では版画全般にトライをしております。(artfreaks)

 

石橋圭吾:本質的に生きること、増殖することを目的として細胞分裂を繰り返す植物達には、驚かされることも怖れを感じることも多い。蔦に限らず笹倉(洋平)が引く線はまさにそういった植物的な、静かだが確実に進行(侵攻)する生命のエネルギーの矛先としての線である。その証拠に、彼は最近の発表においては支持体である紙を壁面にしっかりと固定せず、あえて画面にカーブを生じさせ、揺らぐものとして線の集合体を空間の中に放り出すかのように提示している。(neutron代表)

 

勅使河原:サラリーマンは三月でやめたんですよ。

横尾忠則:ヘェー、もうお辞めになってそんなに経つんですか? 一寸びっくり、HPなかなか年季が入ってますよ。ちょっとした雑誌みたい。新情報楽しみです。

「美の十選」(日本経済新聞のアートコラム)で思わぬ昔の作品を紹介していただいて、ありがとうございました。好きなことだけして、嫌なことはしない で下さい。折角自由の身になられたんですから。でもお互いノンキにやりましょう。(美術家)

 

枝廣淳子:美術評論の個人事務所の開所、おめでとうございます!自分でやりたいことのできるスペースがあるというのはよいですよね。組織を離れ、ますます自由闊達なご活躍をお祈りしています。
私はいま世界一周のピースボートという船に講師役として乗り込んでいます。数日前に、ギリシャから乗り込んで、昨日はイタリアのシチリア島に寄り、あさってスペインに寄り、フランスを経て、ストックホルムで降りて、飛行機で日本に戻る予定です。時速30キロの船旅もよいですよ〜。(環境ジャーナリスト、翻訳家)

 

荒川修作+マドリン・ギンズ:こんな時代にギャラリーや美術館で作品を展示するなんてナンセンス。 そういったフレームから脱けるために僕は絵を描くのをやめて、生きることだけで精いっぱいの世の中に したい。(芸術家)

 

下田幸知:ニューヨークは、美術界も画廊も政治も夏季休暇中。行き所のない貧乏人だけが溝鼠(どぶねずみ)のようにチョロチョロ 街の片隅で暑さに耐えながら頑張っています。かつての画廊街ソーホーは不景気風が吹き荒れ、残っている画廊は極僅か。チェルシーの画廊街は9月の幕開けを待たなければ、まだ何ともいえません。
:ニューヨークは、美術界も画廊も政治も夏季休暇中オバマの芸術景気対策、50ミリオンドルの特別追加予算がアメリカの美術界にどのような影響を与えるか具体的な結果はまだ判りません が、全国631のノンプロ アーティスト団体に分配され、10万人のアーティストに職を与え、生活援助するという構想です。実際に美術学校 生徒の授業料が割引になっています。又ブルックリンとかクイーンズ、ブロンクスなど地域の芸術関係団体や協会にプロジェクトの仕事が きたり、個人の作家でも応募すれば幾らかの援助金が受けられるようです。
以前はこうした国家規模の援助基金の多くは美術館や学校、劇場などの団体が対象で、作家個人に直接支給されるのは僅かでした。最近 では芸術の質や価値よりも、選別の基準を貧民度や年齢に置き、ナショナル色を強めていることも確かです。(サチ・アートスタジオ)

 


 

西垣通:門外漢なので批評などとてもできませんが、(サダヒロ カズノリさんの作品は)とても優しく繊細な雰囲気があり、心のなかを色んな風鈴の音色がすーっと通っていくような、いい気持ちになります。彼はこういう作品をいくつも創っているのでしょうか……。(情報工学者、作家)

 

勅使河原:「アート開放区」の吉田暁子さんの作品は、あなたが企画した展覧会に出されたものですか。

上山陽子:コレクション展という枠組みではありましたが、「絵画の、あつみ−日本の絵画はうすっぺらか?」というテーマにふさわしく、また、絵画についての積極的アプローチをしている吉田さんに特別にお声をかけさせていただきました。
当初、二つの展示室をつなぐ廊下部分のガラスを支持体に作品制作をお願いしたものです。その後会場の下見を経て、2フロアーにまたがるロビー全面を視野に入れ作品をプランニングしたい、と吉田さんより希望を受け、あのような巨大な作品が実現しました。
今月23日で会期が終了し、明日28日の午後に作品を撤去いたします。これまでの吉田さんの作品のなかでも傑作との高い評価をいただいた作品なだけに、もう少しこのまま展示しておきたいところですが、明日で取り外しとなります。(練馬区立美術館学芸員)

 

山西まどか:「アート開放区」に集まる作品も個性的で力があり、拝見するのが楽しみになっております。ところで、Gemeente Utrecht から「Vier generaties Helm」というカードが届いているころかと思いますが。

勅使河原:ええ、数日前に届きました。でもオランダ語なので?? どうしたものかと、悶え苦しんでいるところです。

山西まどか:これは9月にオランダのユトレヒトで開催する「ヘルム家4世代展」のご招待状です。ご長男が企画し、ユトレヒト市が主催して約一ヶ月間開催されるそうです。(ヘルムさんの作品は「アート開放区」でアップしています。)

勅使河原:さすがオランダ。山西さんも支援が大変ですね。

山西まどか:好きか嫌いかという感覚的な判断で、出来ることをするだけ…です。ただ、いろいろな素敵な方々との出会いに恵まれ、好きなアートに関わっていられることが、とても幸せなことと思っております。(アート・サポーター)

 


 

大西啓子 : ホームページ拝見させていただき、密かに楽しんでいます。私自身は、卒業しました早稲田大学文学部で数年前に開始されました、「夏季のみで取得できる学芸員資格」講座に通いまして、学芸員の資格をとりましたが、専門は英文学でしたので、アートの世界は一からの勉強で、それだけに、毎日新たに知ることがあり、その意味でとても楽しい日々を過ごしています。
昨年は、十数年ぶりに、嘗て住んでいましたNYへ参りまして、再度、美術館巡りも致しました。もともとギャラリートークにも興味がありましたので、METでツアーガイドにも参加してみました。その際ツアーガイドを務めているボランティアと称する人のガイドの内容のレベルの高さに啓発されましたので、METでのそうした人々の選定や、教育のしくみについて少し調べてみたいと考えているところです。(吉祥寺)

 

大谷正夫:この5月に、8年務めた友の会世話人を退きましたので、区切りの意をこめて6月に家内とフランスのノルマンディとロワール地方に、観光旅行に行って参りました。帰国してからは庭の草むしりをしています。(世田谷美術館友の会メンバー)

 

増田正治:皆さん、今日は。長崎の増田です。今は野菜を作ったり、孫の子守や絵を描いたりしている。どれを取っても悪戦苦闘の人生である。四月から初めての経験をしている。孫が六人いるが、初めて一歳半の孫娘のオシメを換えた。今はだいぶ上手になった。段々と可愛さも増してくる。自分の子のオシメは一度も換えたことはなかった。
また、畑に何を作っていると友が聞く。畑には草を作り、虫を飼っていると言う。すると大爆笑する。そう、無農薬に拘る野菜作りだから仕方ない。親戚や近所にお裾分けして自己満足している。

「軍艦島」連合・ILEC幸せさがし文化展
「軍艦島」連合・ILEC幸せさがし文化展
絵の方は軍艦島を描いている。軍艦島を世界遺産にと長崎県挙げて取り組むなか、私は何の力もないが絵で訴えていきたい。さいわい長崎市が常設展として十数枚展示してくれている。また軍艦島が解禁になり四月から一部上陸可能になったので、ぜひとも全国の皆さん、足を運んでください。長崎は、そうにゃ、よかとこばい。一回きてみんかない。今後、悪戦苦闘を楽と読み替えて楽しんで行きたい。(プロのアマチュア作家)


 


 

本間桃世:東京の郊外に、荒川修作+マドリン・ギンズがつくった三鷹天命反転住宅In Memory of Helen Kellerというユニークな建物があるのをご存知ですか。全部で9戸の集合住宅は、内外装に14色の鮮やかな色をつかい、しかも一部屋ずつ全部違った色の組み合わせなので、瀬戸内寂聴さんなどは「極彩色の死なない家」とおっしゃっているほどです。 

三鷹天命反転住宅In Memory of Helen Keller地元三鷹市では、もうランドマーク的存在になっていて、国内はもちろん、世界中から見学者が訪れています。なかにはアポなしで突然フランスから、フィンランドから、ある日はシンガポールから、または台湾や韓国から「観にきました〜!」という若い人たちもいて、誰が載せるのか海外の東京ガイドに、しっかり写真や情報が掲載されていてびっくりすることも。私は荒川+ギンズの活動推進の母体となっている株式会社ABRF(Architectural Body Research Foundation, Inc.)の代表をしていまして、事務所はまさにこの建物内の一室にありますので、日々「天命反転ライフ」を送っている、というわけです。
先日、勅使河原さんが見学に来られて「百聞は一見に如かず」といっておられたのは、まさに言いえて妙。外からの印象と中に入っての印象は全く違うので、ぜひ多くの人に身体を使って「体験見学」をしていただきたいです。いまならワクワクしながらのショートステイ(試し住み)も、永続的な居住も可能です。なにしろ、世界にたった一箇所しかない「アヴァンギャルドにして超健康な3LDK」ですから。(アート・マネージャー)


 



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